少年は世界を夢見る
第一章完結記念リレー対談
※この対談は第一章のネタばれを含みます。まだ未読の方はどうぞ一章から先にご覧下さい。
シエロ(以降、し)< と、言う訳で第一章完結記念リレー対談のスタートです。ぱふぱふ〜。 ジェム(以降、ジェ)< 記念すべき第一回目は勿体無くも、ぼくジェムリヴィングストーンと、シエロ・ヴァガンスさんの二人でやらせて頂きます。 し< え? つまり第二回目もあるって言うこと? ジェ< 第二章が終わったら二回目をやるらしいですよ。恒例行事にする予定みたいです。 し< て、言うかちゃんと第二章も終わらせることができるのか? ジェ< うわっ! シ、シエロさんっ、まだ始まってもいないのにそんな縁起の悪いことを言わないで下さいよ。 し< だってさ、『五人の少年が巡礼の旅に出る』っていう話なのに、結局第一章が終わった時点でまだ四人しかいないじゃないか。これって結構考え無しにスタートしたってことじゃないのかな。 ジェ< そんなことはないですよ! 本当は第一章で五人目も出すつもりだったんですよ。ただ出る機会がなかっただけで…。 し< それが考え無しってことだと思うんだけどなぁ。まあいいや。そんなことより俺にはかなり気になっていることがあるんだ。 ジェ< ? なんですか? し< むさくないか? ジェ< はぁ!? し< むさい。この物語は非常にむさいんだ。第一章が終了したのにまだ女の子が一人も出ていない。平均年齢は低くても男ばっかりだ。これではあまりにも華が無さ過ぎる。ジェムはそうは思わないかい? ジェ< ああ、いきなり何を言い出すかと思えばそういうことですか。びっくりした。そうですね、確かに女の子がいなかったですね。女性だと思っていたアンジェリカさんも実は男性でしたし。 し< そうなんだよな〜。こういう話もない訳じゃないけど、俺は実に不満だ。それに不安もひとつある。 ジェ< 聞くのが怖いけど、とりあえずお聞きします。 し< タイトルが『少年は〜』だろ? んでもって出てくるのもぴちぴちの美少年ばっかりだ。 ジェ< …あの、自分で美少年って言うのはどうなんでしょう。シエロさんに関しては否定はしませんけど…。 し< つまり、うっかりBL系と勘違いされてしまうかもしれないと言うことだ。 ジェ< ぶはっっ!! し< あ、吹き出した。ジェムでも意味が分かったんだ。へぇ〜、意外だなあ。 ジェ< げほっ、げほっ。な、なんてことを言い出すんですか! あなたって人は〜っ! 以前寄宿舎にその手の本を持ってきた人が居たんですっ。それで一時期学院中で話題になって…。 し< その人がどんな目的で持って来たのかはあえて聞かないことにするよ。妹の本と間違えたんならセーフ。 ジェ< だいたい誰もそんな勘違いはしませんって。杞憂です! それにちょっと偏見が入ってると思いますよ。 し< そういう可能性もあるって話さ。俺は普通に女の子が好きだからさ。期待されてもちょっと困っちゃうなぁ、とね。 ジェ< …ぼくだってそうですよ。それに第二章では女の子もちゃんと出てくるみたいですし。 し< あ、そうなんだ。そういえば、第二章ではジェムの秘密も明らかになるって噂だしね。 ジェ< え、ええっっ!? そ、それっていったいどういうことなんですか! し< 内緒☆ …てか俺も良く知らない。まあいいじゃないか、来年の事を話すと鬼が笑うって言うし。 ジェ< それってシエロさんの故郷の格言ですか? し< まあ、そんなとこかな。次の対談はバッツと一緒にやってみたいな。ゼーヴルムは固そうだからなんかやだ(笑)。 じぇ< だけど、ぼくと他の誰かと言う組み合わせかもしれませんよ。 し< バッツと俺は巡礼のメンバーの中でも最初に決定したキャラクターだからね。作者もやりやすいのではと推測する。ちなみにジェムは地味な外見にしようと考えて、逆になかなか決まらなかったらしいよ。 ジェ< うう…。どうせぼくは地味でちびで冴えませんよ。 し< さすがにそこまでは言ってないよ。思ってても。ああ、しかし第二章が楽しみだなぁ。 ジェ< 途中で聞き捨てならない言葉ありましたが、なんか軽く流されたんであえて聞かなかったことにします。 し< それはありがとう(笑)。第二章でもみんな無事に生きているといいね! ジェ< うわぁ、にこやかな笑顔でなんて不吉な…。なんだかぼく、胃が痛くなってきました…(泣)。 (ジェムが胃を抑えてよろよろと退場。) |
※この会話は一部フィクションです(笑)。