■登場人物紹介■
メイン・キャラクター   ( ‡ ネタばれ部分反転。)

片瀬 美鈴

本編の主人公。
しっかり者の常識人。年の割には達観しており、平凡にして堅実な人生を何よりも切望している15歳。恋愛ごとにはかなり疎い。
四ノ宮本家の血を引く唯一の娘。≪予見≫の力を持っている。
今一番の悩みどころは母親譲りの童顔短躯。

ルードヴィッヒ・イデアール・ドゥンケルハイト

別荘の地下に眠っていた謎の美形。
鼻持ちならない傲慢男で、出会って早々美鈴に下僕宣言をかます。
『常盤闇の鬼神』という二つ名を持つ吸血鬼で、四ノ宮一族とは深い関わりを持っている。
ゴージャスな漆黒の巻き毛に宝石みたいな緑の瞳。

斉藤 淳哉

昭仁の弟。十九歳。
肩までの茶髪を後ろで括った今どきの若者。必要以上に愛想が良く、軽快な喋りとにこやかな笑顔が人好きのする好青年。
本名を四ノ宮 淳哉といって一族の一員。≪炎術≫の力を持っている。
別荘の管理を任されている。

斉藤 昭仁 

淳哉の兄。二十二歳。
ニット帽を目深にかぶり、ぶかっとしたジャージ姿の今どきの若者。表情筋が麻痺しているのではないかというくらい無愛想な無口。
本名は四ノ宮 昭仁で一族の一員。≪使役≫の力を持ち、操る妖魔の名はインビジブル。
淳哉と共に別荘の管理をしており、4WDが愛車。

 

サイド・キャラクター

片瀬 美登里 

美鈴の母親。
身長百五十センチに満たない小柄な体格と童顔の持ち主で、見かけ以上に呑気で子供っぽい性格。デザイン会社に勤めており、自称バリバリのキャリアウーマン。伝説級に身体が丈夫。

稲垣 健二 

都内にある弁護士事務所の若手弁護士。
甘いマスクに均整の取れた体つきの将来有望株。性格は呆れるくらい素直なお人よし。

 

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