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ポチタマ、および巫女


 現代において人々に好まれる異世界ファンタジーといえば、『女子高生(女子中学生でも可)が異世界に召喚され冒険に巻き込まれる』という異世界トリップものが代表的な一つとして数えられるんじゃないでしょうか。

  ネットで公開されているオリジナルファンタジーを見ても大手で出版されている本や漫画を見ても、その手のものは数知れず。しかしそういった星の数ほどある異世界召喚ストーリーの中で、私が特に異色だと絶賛しつつ大爆笑しているのがこの「ポチタマ、および巫女」だったりするのです。

 

 タイトルからして笑いを誘うこの「ポチタマ」のいったい何が素敵かって、それは王道を踏襲しているように見せかけて完膚なきまでにぶっ飛んでいるところではないでしょうか。
  まず最初にこの「ポチタマ」のおおまなストーリーを述べますと、

「ある日突然、女子高生のナツは学校の体育倉庫で突然超絶美形の銀髪青年に出会い、異世界「神国アウディスパーンブルグ」に連れて行かれる。
そこではナツは「大いなる知」によって定められた伝説の巫女であり、使命を果たすまでは地球に戻れないことを告げられる。しかし彼女にはその助けとなる七人の従者がいた…」

 てな、感じになるでしょうか。こういう風に始まっちゃうとあとは大スペクタクル・ロマンやアクション超大作顔負けの冒険活劇が繰り広げられるように思えちゃうけれどもそうは問屋が卸さない!

 何しろこの「ポチタマ」は息つく暇もないほどのネタに接ぐネタのオンパレードなのですよ!!
 召喚された場所からして、「神国アウディスパーンブルグ」なんてたいそうな名前がついている異世界でありながら、テレビはあるは電話はあるは(しかもこの電話は異界局番で地球とつながるし)。巫女の住処は保健室だし。さらに召喚された理由たる使命がこれまた振るっててホント有り得ない!!
 あまりにも素敵過ぎるため、いったいどんな使命なのかは実際読んで確かめてみてください。ただし、現役女子高生にして巫女に就任してしまった主人公のナツさんじゃなくても「うそだろ!」と叫んでしまうこと請け合いです。

 このように設定からして王道ぶち壊しまくりの意表を突きまくりなのですが、それだけではなく登場人物もこれまたすごい。巫女の七人の従者(本当は「従者」ではなく別の呼び方)も個性豊かというか個性が爆発しているというかそんな人たちばかりなのですが、誰が一番すごいかっていったらやっぱり主人公のナツさんですよっ。
 なにしろこの人、奇抜なこの異世界にどっぷり順応しているだけでもすごいというのに、さらにその上を行く素晴らしさ。三度の飯よりヒゲが好きってなんですか〜っ!?

 そんな素敵なナツさんですが、正直その気持ち分からないでもない…、というのがわたくしの素直な感想だったりします。いやでも同じ意見の人は、パソコンのディスプレーの前に少なくとも三万人はいるはず…!

 と、まあ冗談は置いとくとしても(笑)、さらには誰もが知っているあれやこれやのパロディーが、ネタとなって各所に組み込まれているところなども本当にすごいです。

 他にも様々な部分で読者の予想を裏切る掟破りの設定が盛りだくさん。もちろんそれでいて物語が破綻することもないので、ストーリーを楽しみつつ安心して笑いのビックウェーブに身を委ねることができるのです。

 ただしこの物語、単なる不条理コメディだと思って読んでるとそのうち足元を掬われる羽目になっちゃいそうです。なにせいまだ明かされていない謎がてんこ盛り。不穏な空気もちらほらと窺えます。まったく油断も隙もありません!

 ちなみにこの「ポチタマ、および巫女」は最終的にはラブコメ(!?)になるそうで、本当に片時も目が離せないのですよ。

 腹を抱えて大笑いできる、それでいてドキドキのお勧め女子高生召喚ファンタジーなのです。  


  掲載 /創作小説サイト「コチと裏庭(旧・シェーンプルンの庭)」

                    管理人 /小沢イネさん

<こちら以外にも短編を始めとする作品もあり、本当に素晴らしいサイトさんです。これからのご活躍を心から期待していますよ!>