五万ヒット特別企画




五万ヒット特別企画
『少年は世界を夢見るQ&A』

これにて募集はひとまず終了です。たくさんのご質問をありがとうございました!


Q1. 国ごとに言語は違うんですか? もしそうなら巡礼のメンバーはどうして言葉が通じるんでしょう?



「はい。お答えします。この世界には何種類かの言語がありますが、実はそれは国ごとではなく大陸ごとで異なっています。
 もっとも五大陸の言葉はすべて一つの言語から発展してきたものなので、どれも文法などにはさほどの違いはないし習得するのもそんなに難しくありません。そのことが一番顕著なのがノルズリ大陸とアウストリ大陸で、この二つの大陸の主要言語は方言と標準語程度の差異しかないんです」

「それと、おれたちが普段話しているのはノルズリ大陸の言葉だ。実は巡礼のメンバーとして選ばれるためにはいくつか条件があって、そのうちの一つがノルズリ大陸の言語を含む三ヶ国語を話せること。
 なぜノルズリ大陸の言葉が必須なのかと言うと、主要な都市ならたいていの大陸で通じるから。それはノルズリ大陸の八大国が戦争やら侵略やらで他大陸に出しゃばってきたと言う歴史があるからなんだが、一応現在はノルズリ大陸の言葉が世界の主要言語として認識されつつある状況だな」









Q2. 旅の間、みんなお風呂とかはどうしているんでしょう?



「休憩の時なんかに、近くの川や泉なんかで水浴びをしています。近くに水場がない時は、ちょっとばっちいんですけど身体が洗えない日が続くこともありますね」

「街に着いて宿を取るときなんかは湯を借りてるぞ。たらいに湯を張って貰って頭を洗ったり身体を拭いたり」

「思い出した…。バッツ、この間たらいのお湯を勝手に熱湯にしたでしょっ。危うく火傷する所だったんだよ!」

「アレぐらいじゃないと、おれは湯を浴びた気にならん」

「あの熱さがちょうどいいなんて…、君はどこの江戸っ子なのさ!」


 


 
Q3. (二章ネタばれ有・反転)シエロさんは生き物を殺せないんですよね。でも、地面を這う虫とかをうっかり踏んだりしたことはないんですか



「ああ、これはおれ個人への質問だね。
ここでは殺したかどうかの判断は、実際に手を下したかより自分に殺す意志があったかどうかが重要なんだ。殺さないにこした事はないんだけど、出会いがしらの事故みたいなものもないわけじゃないしね。だからたとえば俺がみんなに入れたあげたお茶に毒が入っていたとしても、俺がそのことを知らなければ殺したことにならないんだよ

「おい、その例えは洒落にならんぞ…」








Q4. (二章ネタばれ有・反転)シエロさんはお茶や果実なんかの他にどんなものが食べられるんですか



「おっ、これも俺への質問だね。
果実やお茶みたいに食べるのが植物の一部分で、植物本体が死なないなら大丈夫だよ。ただし果物なら種を取り除けないものは駄目。種はそれ自体で一つの命と考えるから。チーズやヨーグルトなどの乳製品はあらかたいけるし、意外な所を言えば筍や茸なんかも平気だったりするね。他に例外を挙げるなら、種を取り除けない果物でもその木に宿る精霊が食べてもいいと言ったものなら食べれるよ」









Q5. 背丈ってどんな感じになってるの? 巡礼の五人以外も含めて教えてください!



「これは『フィオリちゃん大好き!』さんからのご質問です。…えへ、大好きだって。嬉しいな!
メインのキャラから順番に言っていくと、一番背丈が高いのがゼーヴルム。彼より拳一つ分低いのがシエロで、そこから若干低めでセルバ、スティグマと続くの。あたしとジェムがぐんと下がってほとんど同じで、最後がバッツね。分かりやすく並べるとこんな感じかしら。
ゼーヴルム>シエロ>セルバ≧スティグマ≫フィオリ≧ジェム≫バッツ
今はジェムよりあたしの方が少しだけ大きいけど、いつ抜かされてもおかしくないわね。あと、スティグマは猫背な背筋をぴしっと伸ばせば絶対セルバよりは高くなるはずなのよっ! もう、だからいつも姿勢を正しくって言っているのに」

「…あのね、フィオリ。わたしの背が低いのはノルズリ大陸の人間だからどうしようもないことなんだよ。別に本人は気にしてないことなんだから」

「そう言う問題じゃないの! 南方の大陸の人間は総じて大柄になる傾向があるから、今は一番ちっこいバッツも、種族的には今後一番大きくなる可能性が高いのよ。なんだかちょっと腹が立つわね…」

「ははんっ、ざまあみろ。メイン以外のキャラクターでノルズリ大陸出身者はほとんどフィオリとスティグマの間に入るな。唯一の例外は一章登場のアンジェリカで、奴はセルバと同じかやや高いぐらいだった。ノルズリ人種にしては大柄だな。
ルーチェはシエロより若干高めでズーオは逆に若干低め。ジャマルはゼーヴルムよりもずっと高かったな。2メルトルは軽く超えてんだろ」

「以上、今は一番おちびさんのバッツでした」

「誰がちびだ!!」












Q6. 全員の体重&身長教えてください!



「身長体重って聞かれても…ぼくたちきちんと計ったことってあんまり無いんですよね」

「……。」

「こっちの計測器具って精度も良くないしね。まあ、だいたいでいいことにしよう。ちなみにゼーヴルムは身長どれくらい?」

「確か1.8メルトルぐらいだっただと思うが…」

「は!? そんな訳ないだろう。だって俺が1.8前後のはずだもん。ゼーヴルムは1.9メルトルは確実にいってんだろう」

「…まぁ、私たちの年齢なら身長なんてすぐ変わっていくものだからな。体重の方は180ポンドだ」

「……。」

「ぼくは体重は100ポンド強。身長は1.5の半ばくらいだったと思います。でも最近少し背が伸びた気もするんでもう少しあるかも知れません。」

「そうだね、そろそろ1.6は超えててもいいかもね。ちなみに俺の体重は有り得ないぐらい軽すぎると言われてます(笑)。ところで先ほどからだんまりのバッツ君。きみの身長はどれくらいかな?」

「べ、別にそんなのどうだっていいだろう(汗)!」

「いやいや、実はバッツの具体的な身長が知りたいと言う個人宛の質問も来てたりするんだなぁ、これが。俺の目算だと1.5メルトルないんじゃないかな?」

「馬鹿言え! そんぐらいはあるに決まってるだろうがっ!!」

「なら計ってみればいい」

「えっ、ちょっと待てっ! おい、ちょっと…っっ!!」


 ( 〜計測中〜 )


「…まぁ、私たちの年齢なら身長なんてすぐ変わっていくものだからな」

「そうですよ。バッツさんは南方出身なんですからあっという間に伸びますって」

「あんまり気を落とさずに。しかし思っていた以上にぎりぎりと言うか…」

「真顔で慰めるな、余計傷口抉ってるって!! ちくしょうっ、だからおれは嫌だったんだよっ(泣)」









Q7. シェシュバツァル君に質問ですが、バッツと呼ばれることに抵抗はなくなったのでしょうか? みんなは親しみを込めて呼んでるように思えるのですが……。



「これはイシカワさんからのご質問だよ。そうなんだよねぇ。愛がこもっているから愛称と言うぐらいなんであって…」

「シェシュバツァルってのはな、誰にでも名付けていいようなお気軽な名前じゃないんだっ。おれら火の民の始祖の名であり、火霊使いだけが名乗れるそれはそれは神聖で誇り高い名前なんだぞっ。それをてめぇら揃いも揃ってバッツだなんて適当な略称で呼びやがって…!」

「だってシェシュバツァルって言い難いんだもん。そのうち誰か舌噛むよ?」

「 そんぐらい我慢しやがれっ! この所は何となく流してきちまったが、決めたぞ。もうこれからはシェシュバツァルと呼ばなきゃ返事をしないからなっ」

「シェシュバツァル君」

「なんだ?」

「バッツ君」

「…………。」

「シェシュバツァル君」

「…だから、なんだ?」

「おい、バッツ」

「だからなんだと聞いてんだろうが!!」

「あっ」

「おっ」

「〜〜〜〜っ!
 …よ、用も無いのに呼んでんじゃねぇっっ!!」

「だから、別に呼び名などどうでもいいだろうが…」








<BACK>